10月から11月にかけて、いせさき宮郷では
『将棋&どうぶつ将棋大会』を実施しました!
1年生から6年生まで、たくさんのメンバーがエントリーしてくれました。
「将棋の大会をやりたい!」
そんな子どもたちのリクエストから企画したこの大会。
せっかくの機会なので、大会の進行・運営はすべて子どもたち自身で行ってもらいました。
まずはみんなで集まって、ルールやリーグ表の書き方を確認。
出場者で分担して試合の審判を務め、みんなで運営するスタイルで大会をスタート!
・・・したのですが、
実は当初予定していた期間(2週間)では、ほとんどの子が試合を完了できませんでした。
学童で過ごす時間には、限りがあります。
❏ 宿題は終わらせて家に帰りたい!
❏ 公園にも行って遊びたい!
❏ 将棋の試合もしたい!
こうした欲求を毎日全部カンペキに思い通りにしたい!というのは、なかなかうまくいきません。
どういう順番で、何を選ぶか?
どうしたら、納得できる時間の使い方ができるか?
一度各自で考えてもらい、泣いても笑っても終了!という約束で、大会を2週間延長しました。
自分でお母さん・お父さんに掛け合い、お迎えの時間や予定を調整した子。
公園に行くのをお休みする日を作り、試合を進めた子。
終盤の1日に一気に試合を詰め込んで進めた子。
突然の体調不良でおやすみになってしまった子。
全試合を終えた子も終わらなかった子もいましたが、合計4週間かけて大会は終了。
上位入賞者には賞状と「おやつ大盛チケット」が贈呈されました!
人生は、選択の連続です。
今日の遊び、明日の夕ご飯、週末の予定、将来の夢ーーーちいさな悩みから、大きなチャンスまで。
常に流れる時間の中で考えて、選んで、を繰り返しながら、人生は進んでいきます。
自分の力では思い通りにできないこと、うまくいかないこともたくさんあります。
最高の選択肢が無かったとしても、なにかを選んで前に進まなくてはいけません。
子どもたちの日常での「ちいさな選択」。
その経験と練習の機会は、そう遠くない将来、子どもたち自身が納得した選択をしていくために、とても大切だと思います。
勝負の結果ももちろんですが、学童で過ごす限りある時間を通じて、なにかこれからのヒントをつかんでもらえたら嬉しいなと願っています。
筆:よっしー
0 件のコメント :
コメントを投稿