疑似兄弟の中で育まれる対話力

一人っ子同士、本を読んであげたり、聞きあったり☆
みなさんこんにちは!
本庄のおうちの飯島紳太郎(しんた)です☆

ところでみなさんには兄弟はいますか?
私は弟が2人います。なので男3人兄弟です。
小さい頃には父と弟2人と一緒に野球をしたり、晩御飯の食卓では大皿に盛られたおかずを我先にと競うように食べていました。一か月のお米は40キロを消費したそうです。

現代はいろいろな問題が絡み合い、少子化が進行しています。
また、兄弟がいない「一人っ子」も多いのではないでしょうか。

私は少子化問題が専門ではないので、どうすれば少子化が改善するのかということはまだ明確にはわかりません。
しかし、その間にも少子化は進み家族構成が変化し、子どもが家庭の中で対話をする時間が昔と比べ、少なからず減少していることは言うまでもありませんね。

私が大切にしているじぃじとばぁばの宝物のコンセプトの一つで「対話力」があります。

昔は近所のおじいちゃんやおばあちゃんがよく注意してくれたり話を聞いてくれたり、少し上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが迎えに来てくれて川や山、公園や田んぼなんかで一緒にあそんでいました。
必然的に対話できる環境が身近にありました。


私は、人と話すこと特に異業種の方と話すことが大好きなのですが、それはこのおかげだなとよく思います。
もちろん家庭で育てられた「基礎」があり、地域の方が育ててくれた「応用」がいきてくると思います。そういう意味では家庭と地域は両輪ですね。

今の時代はどうでしょう。

私は家庭に負担がかかりすぎているのではないかと思います。
特に核家族であることや兄弟がいない、何らかの理由で1人で子育てをされている、地域で知っている人がいないなどの理由で「母親」への負担がさらに増えているように思えてなりません。

現代では孤育てという言葉も生まれてしまいましたね。

他人が他者の家庭の環境を勝手に変えることはできません。
しかし、せめて孤軍奮闘してがんばっているお母さんやお父さん、あるいは子ども自身の為に「対話する居場所」を作ることはできると思うのです。

子どもの声をお母さんあるいはお父さん1人だけで毎日聞いていたら、大変ですね。
子どもの視点から見ても、お母さんあるいはお父さん1人の価値観しか伝わらず多様性に欠けてしまいますね。


私はこれからの時代ますます「対話力を基にした解決能力」が必要になってくると信じています。そして対話力は、突然身に付くことはありませんね。
ここに来ている子ども達の考えや生き方は様々で、1人として同じ人はいません。
社会も同じですね。

そしてこのような多様な考えや生き方が混在した環境の中での日々の会話や関わり、笑ったり、泣いたり、怒ったり、様々な他者との対話を通じ、自分という存在は一体何者なんだということを自分で認識できるようになってはじめて対話力が身に付いてくると思うのです。

私たちは、孤軍奮闘しているお父さん、お母さん、そして子ども達を指導するのではなく、サポートしていく役割です。

せめて、ここにいる時間だけでも子どもが自然体でいられるような環境作りに努め、1人でも多くのお父さんやお母さんの子育ての負担が軽減できるようなコミュニティ作りをこれからも行っていこうと思います。

子どもが成長する時に疑似兄弟、いたらいいなと思いませんか☆

それでは☆
肩を並べて上履きを洗います☆
末っ子同士、教えたり教えてもらったり☆

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