本庄のおうちの飯島紳太郎(しんた)です☆
次年度入所相談も増えてきまして、そろそろ入所の申し込みを締め切る時期に来ています。
入所希望の方はお早めに見学に来ていただきますようお願い致します。
私たちスタッフは子ども達の中に入ってあそぶことを積極的に行いません。
いつも子ども達の話している声や表情を聞いたり見たりする為に、少し離れた所で耳をすましています。
子ども達はこのアトラクションを作っている時に、いろいろな会話をしています。
耳をすませてみましょう。
「わたしはねえ、漫画家になりたいの」
「へえ、じゃあ絵がうまいんだ」
「でも大変だから無理なんじゃない?」
「だから私、家で絵の練習してるもん」
こういう会話をしていたかと思えば、
「バレンタインデーが近いから嬉しいね」
「私はお父さんとお母さんとお兄ちゃんと自分とあと友達に友チョコするんだ~」
「へえ。たくさんあって大変だね。」
「大変じゃないよ。だって作るの楽しいじゃん」
子どもの会話は急に始まります。
しかも、数分前話していることと全く違う会話をしています。
アトラクションを作りながらあそんでいる時、耳をすませていると
「あー!ちょうたのしい!」
「〇×△□※☆」
「えっ!なんて言ったん?」
興奮しすぎて何を言ってるかわかりません。
でもとても楽しいんだなあってことは伝わります。
子ども達がおやつの準備をしている時、耳をすませてみると
「ちょっともう少していねいに皮をむいてよね。」
「前よりうまくなったじゃん」
「そういえばバレンタインデー来週だよね」
おいおい。またバレンタインデーの話が突然きたぞ。おもしろすぎます。
ダルマストーブでジャガイモを揚げて外で食べている時、耳をすませてみると
「あーうめー!ホクホク感がたまらないね。」
「塩パラパラ」
「餅みたいなイモ発見!」
「今日はおやつゆっくり食べられるね。」
「ね~。楽だね」
もう大人と変わらないですね♪
こうやって少し距離をおいて子どもの会話に耳を傾けて子どもの声を聞いていると、普段の子どもがどんなことを考えているかよくわかります。
そして声を聞けるからこそ、子ども達と上辺だけのコミュニケーションに陥ることなくスムーズに会話できるのだと思います。
さらに常に子どもと一緒に行動したり、あそんでいたりすると子どもが見えなくなるどころか、自分自身の体力や気力も消耗し力尽きてしまうのではないでしょうか。
力尽きてしまっては、子どもが本当に聞いてほしい時や見てほしい時に何もできず、結果として子どもを見ていないことになるのではないかと考えます。
私は前職も現在も教育現場で働かせていただいております。
その中で子どもの為にとの志を持ち、教育の世界に入ってきたのに、いつの間にか子どもと関わることが大変すぎて仕事を辞めてしまう人も少なくありませんでした。
そこで気づいたことが1つあります。
それは子どもに関わる大人が、子どもが求めていないのにも関わらず一方的に関わり、その結果子どもはその大人がストレスとなり、大人は子どもになかなか伝わらないと嘆いていることです。
こういったことから私は、子どもと程良い距離を保ち、子どもが聞いてほしい、見てほしい時には積極的に関わり、それ以外にはあえて関わらないことを日々心がけています。子どもには子どもの世界があるのですから。
そうすると子ども達の表面だけではなく内面も見え始め、対話ができるようになり、信頼関係が構築され、お互いストレスなく過ごせるのではないでしょうか。
じぃじとばぁばの宝物にきてくれているシニアの方々も、子どもと程良い距離を保つことができます。
そのような姿勢も見習うべく私たちもより良い子育ち環境を作っていきたいと思います。
それでは!
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