主体的に取り組む冬休みの大掃除の効果

みなさんあけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します。

保護者の皆さまのご協力もあり、無事冬休みを終えることができました。
ご協力ありがとうございました。

冬休みの一番最後の日は必ず大掃除を行っています。
自分のロッカーや遊び道具入れ、部屋の窓や床等、子ども達は一生懸命に取り組みました。

今日は毎日使っているロッカーの整理整頓掃除に注目をします。
今年は子ども達同士でロッカーの掃除ができているか確認し合ってもらう方式で行いました。

立候補してくれた4年生の男子2人を「ロッカー検査員」としてロッカーの整理整頓掃除ができているか確認してもらいます。
付箋とペンを持ち、一人ひとりのロッカーを見回り具体的に改善することを書きロッカーに貼っていきます。
その後、各自が自分のロッカーを確認し付箋が貼ってある場合には、その項目を重点的に改善していきます。
このことは掃除をしてロッカーがきれいになることはもちろん、以下の教育的な効果もあります。
☆大人の指示ではなく、子ども達同士で行うので、やらされ感がない。 
☆普段あまりコミュニケーションをとらない子同士でも、掃除を介して丁寧な対話の実現ができる。
☆付箋で書くときに、相手に伝わりやすい方法を考え、その子にあった記載を工夫できるようになる。(1年生であればひらがなで書いたり、わかりやすい言葉を使うことなど)
☆自分が見えていない部分も他者の視点で見てくれるので、自分の見え方も広がってくる。 

たかが掃除、されど掃除 

私は、教科学習による子どもへの教育を大切であると思うと同時に、このような日常の生活の出来事から、子どもが生きる術を学ぶことも同じくらい大切であると思います。
また、教科学習で蓄積された「知識」を生かし実践する場所が「日常生活の場」であり、その知識と実践の場をつなげる工夫が私達大人に求められていることだと考えています。

最後に掃除が終わったあとに子どもから出た嬉しい言葉があります。
 「あー楽しかった!もっと掃除したい」

いくら教育的効果の高いことを語っても楽しいに勝るものはないですね。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
しんたでした。

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