「地頭力」(じあたまりょく)と「あそびの賞味期限」の関係

みなさんこんにちは!
本庄のおうちの飯島紳太郎(しんた)です。

 インフルエンザが流行しています。手洗いうがいをいつも以上に丁寧に行いましょうね。余談ですが、スマップの木村拓哉さんは手の平だけではなく、時計を外し手首まで丁寧に洗うそうです。

ノコギリです。頭の中のある自分の剣をイメージしながらどう切るか考えています。

長さはどうか、剣を持つ部分はどうすれば持ちやすくなるか、どれくらい細くするか。
いろんなことを想定しながら、自分の頭で考えている瞬間です。

もちろん私達は、子どもが自分の頭で考えている時にはいっさい口をはさみません。
もし、どう切ればいいかわからない時でも、まずは子ども達自身が考え、私たちは待ちすぐに教えるようなことはしません。

 この考えている「間」が大切だからです。

そしてこれを繰り返すと考えることが習慣となり、目の前に問題が起きた時でもまずは自分の頭で考え、自身で解決できるようになってきます。
そのようにして考える習慣が身に付き、結果として地頭力が鍛えられているのです。
包丁です。包丁は先入観からか子ども達も怖がっている場合が多いです。
でもこれは頭の中で「包丁は危険」と思いこんでしまっている結果、怖がっていることがよくあると思います。
その恐怖を取り除く為には、やはり目の前の包丁と向き合わなければなりません。
目の前にある「もの」と向き合うことは、包丁に限ったことではありません。

 包丁を怖がっている子どもにはまず、包丁を使い、切る所をよく見せます。

ここは大人の出番ですね☆丁寧にゆっくり切れば、手を切ることはないよというメッセージを込めながら包丁を使います。さらに楽に切れることも見せます。

 こうすることで子ども達も、「私もできるかもしれない」と思えるようになり、子どもの口から自然と「やってみたい」という言葉が出てきます。

ここまでくれば、あとは子どもの力を信じて切る姿を見守るだけですね☆

まだまだ手つきはおぼつかないですが、日々進歩しています。
表情がいいですね!真剣な眼差し。いいぞいいぞ!今日もよく切れている☆
「あそび」も、子ども達が目の前にある物を最大限工夫することで、おもしろさが増します。私達は「あそびの賞味期限」にも注目をして子ども達のあそびを見ています。

あそびの賞味期限とは、子ども達があそびを持続できることであり、賞味期限が短いとすぐに飽きてしまいます。

その中で気づいたことは、あそびの賞味期限には一定の法則があることです。
では、どんな法則があるのか。

それは「大人もしくは機械が子どもに提供したあそび」よりも「子ども自身が自分で考え、開発し、発見できたあそび」のほうが、あそびの賞味期限が長いのです。
そしてその「あそびの賞味期限」を伸ばすコツこそ、地頭力だと思うわけです。
物事の本質を捉え、基本原則だけを頼りに、自分でフレームを作っていく。

 あそびで例えるなら、物事の本質=「楽しい」ことを捉え、基本原則=「他人に危害を加えない、目の前にある物を特定の使い方だけではなく、自分の頭で工夫して使ってみる」だけを頼りに自分でフレーム=「方法や形」を作っていく。

自分で考えることができてしかも楽しみながら、地頭力を鍛えている。

 あそびは尊いですね。

 そして、このあそびによって鍛えられた地頭力は、子ども達が大人になり、社会を動かす構成メンバーの1人となった時に、必ず活きてくるでしょう。
そう信じて、これからも子ども達が真剣に物事に取り掛かっている時には口をはさまず、陰から見守っていたいと思います♪

それでは!

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