11日は「防災の日」!

こんにちは!よっしーです。
今日はじぃじとばぁばの宝物の取り組みについて、ひとつ紹介させていただきます。

今年度のじぃじとばぁばの宝物では、震災の発生した3月11日にちなみ、
毎月11日を「防災の日」
と定め、子どもたちへ災害に備えた心掛けを伝える活動を行っています。

今月、5月11日(金)のテーマは・・・
「乾パン」を食べてみよう!
おやつの時間にみんなに尋ねたところ、
「乾パン、保育園で食べた!」
「うちにもあるよ!」
という子もいれば、
「乾パンってなに?」
「食べたことない!」
という子も少なくありませんでした。

避難が必要になるような災害に見舞われた場合、避難した先で
「はじめて目にする食べ物」
を食べるのは、きっと大変です。

どんな味なのか?
どうやって食べるのか?

知っていれば当たり前のこと・簡単なことであっても、
不測の事態ではうまくいかないことがたくさん発生します。

そうした万が一の状況に備える心構えとして、
▽基本的な情報を知っておくこと
▽事前に実際に体験しておくこと
これらは非常に大きな意味があると、私たちは考えています。

「いま、自分たちは避難した場所に居るんだ」
という設定の下、この日のおやつはスタート。

まずは、はじめましての「乾パン」を知ることから始めます。

Q1:
乾パンとは、どんな食べ物でしょう?

A:
「パンをギュッとしたやつ!」「カリカリのビスケット!」

Q2:
どうして非常食には、乾パンが使われるでしょう?

A:
「長持ちするから!「軽くて小さいから!」「おいしいから!」

質問をひとつあげると、子どもたちからはたくさんの意見が出てきます。
ひとつひとつの質問を整理しながら、説明していきます。

その後は、いよいよ実食。
いせさき宮郷では、非常食を食べる際に考えられるケースとして
「缶切りを使った缶詰の開け方」
もレクチャー。

立候補した男の子たちが、はじめての缶切りにチャレンジ!

無事に空いたあずきの缶詰は、チョコレートと一緒に乾パンのトッピングに。

滞在が長引くこともある避難先では、「同じ食べ物に飽きない」ための可能な限りの工夫も、きっと必要になるでしょう。
初めて食べる子が多かった乾パンですが、
「思ったより固くない!」
「食べ始めるととまらない」
という子もたくさんいて、思いのほか大好評。
本庄のおうちの子どもたちは、なんと全員「トッピング無し」で完食してしまいました。
新しい物事にもすぐにトライして、好きになってしまう子どもたち。
その柔軟な姿勢にはいつも驚かされてばかりです。

万が一への備えを、少し工夫しながら一緒に体験していく「防災の日」
次回は食事とは違った視点に目を向けて、取り組んでいこうと思います。

それではまた!

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